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2019.05.13

倉吉市庁舎がDOCOMOMO Japanによる「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」に選定されました

この度、倉吉市庁舎がDOCOMOMO Japan(DOCOMOMO = Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movementの略称)による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」に新規選定されました。
倉吉市庁舎のリスト入りは、広島ピースセンター(広島平和記念資料館および平和記念公園)、香川県庁舎、国立屋内総合競技場(国立代々木競技場)、図書印刷株式会社原町工場(図書印刷沼津工場)、東京カテドラル聖マリア大聖堂、山梨文化会館、今治市庁舎・公会堂・市民会館(今治市庁舎本館・公民館・市民会館)に続く、丹下健三作品として8作目となります。
倉吉市庁舎は、比較的降雪の多い気候・風土という地域性に適応する設計である点、市民ホール(パブリックスペース)の導入などの今日の庁舎建築にも通じる普遍的性格を実現した先駆的な事例である点、戦後日本における最初期の本格的な庁舎建築として高い評価を得てきた点や建物内外に創建当初の佇まいが概ね良好に守られている点等が評価され、今回の選定に至りました。
DOCOMOMOは、モダン・ムーブメント(近代運動)の推進に寄与した建築の歴史的、文化的重要性を訴え、その記録と現存建物の保存に関する活動を行う国際的学術組織です。その日本支部であるDOCOMOMO Japanは、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の代表的作品を日本建築学会とともに選定し、それらの歴史的・文化的価値を同定し、保存・再活用のための提案などを行っています。これまでに216件がリストに選定されており、2018年度は倉吉市庁舎を含む10件が新たにリストに加わりました。

DOCOMOMO Japan:http://www.docomomojapan.com/
倉吉市庁舎:https://www.tangeweb.com/works/works_no-14/

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